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信頼へのこだわり

Safety & Affinity
手にするすべての人に

コンセントやプラグなどをはじめとする配線器具は、わたしたちの生活やもの造りに欠かせない電気の受け渡しをするという、とても大切な役割を担っています。
電気は配線器具を通じて伝わることにより、光や熱、エネルギーとなって、人々の暮らしを豊かにしてくれます。
このように、配線器具はとても身近で便利なものですが、その反面、壊れたり使い方を誤ると危険な事故を誘発する恐れもあります。
だからこそ品質や施工性にこだわった、安全性・快適性の高い製品が求められるのです。

配線器具に安心と親しみを
もっと手にする人の立場になって考える
もっと温かい目で配線器具をみつめる

それがアメリカン電機の掲げる、新しい提案です。
アメリカン電機ではこれからも、手にする人すべての過程を見据えながら、誰もが安心して扱うことができる、信頼感あふれる製品づくりに努めてまいります。

お客様のニーズに応える開発体制

多様化する電源環境や設備に伴い、そこで使用される配線器具にもさまざまなご要望があります。また扱うものが電気であることから、配線器具自体に対する施工性や安全性向上の要望が大きなウェイトを占めるようになりました。
アメリカン電機では製品開発の際、営業マンの訪問や展示会などでいただくお客様からの製品に対する直接のご要望を重要視し、実現性や優位性を考慮した上で製品開発を行っています。さらに自社内で金型製造・部品(樹脂・金属)製作・部品組立・製品検査・梱包・出荷(販売)まで一貫した生産体制を整えているため、それぞれの工程でそれぞれの視点で見た様々なアドバイスを製品開発に取り入れることができるというメリットがあります。
私たちは皆様のニーズを基にした品質や施工性の向上にこだわる、より良い製品をご提供することができる、先進的な企業を目指しています。
ぜひ皆様の「こんな製品ないの?」をお聞かせください。

お問い合わせページ

製品への取り組み

アメリカン電機では、「人と環境保全の調和」のスローガンに基づき地球環境への影響を最小限にするために、製品に使用する材料に対して人や環境への安全に適した材料を積極的に採用し、環境有害物質の削減に取り組んでいます。

1. 改正RoHS指令(RoHS2)

アメリカン電機では、昨今取り上げられている環境有害物質削減活動の一環として、環境に配慮した代替材料への見直しをするとともに、改正RoHS指令(RoHS2)特定有害物質の排除に取り組んでいます。
(製品のRoHS2対応品・未対応品については、各製品ページの備考欄でご確認いただくか、営業部までお問い合わせください)

※1 RoHS指令について
RoHSとは、Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipmentの略であり、電気・電子機器に含まれる危険物質を規定し、物質の使用を制限する旨の指令のことです。電気・電子製品の生産から処分までのすべての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化することが、RoHSの主な目的です。RoHSは2003年1月にEU(ヨーロッパ連合)加盟国15か国で採決された指針であり、2006年7月以降に同圏内で発売される製品については特定物質の使用が制限されるようになりました。
【規制対象物質(6物質)】
鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)

※2 改正RoHS指令(RoHS2)について
2013年1月に旧指令は廃止され、改正RoHS指令(RoHS2)に置き換わりました。その後、これまでRoHSで規制していた6物質に加えて、新たに4つのフタル酸エステル類が追加されました。規制物質は合計10物質となり、2019年7月22日より適用が開始されることとなりました。
【規制対象物質(10物質)】
鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジイソブチル(DIBP)

三価クロム処理

これまで六価クロムによる金属表面処理(メッキ処理)をしていた製品・部品は、ねじやコンセント取付金具、コードグリップ等がありましたが、2005年4月製造分より六価クロム処理を全廃し、三価クロム処理をした部材に変更いたしました。

ステンレス材の採用
(複式横型埋込コンセント、平刃形30~60A埋込コンセント)

六価クロムによる金属表面処理をしていた一部の軟鋼製のコンセント取付金具は、材料をステンレス製に変更することにより、金属表面処理自体を施さない方向で見直しを図りました。

鉛フリー半田

防水形プレート(耐じん・噴流形)・防水形フランジインレット(耐じん・噴流形)の金属部材の接合に用いていた半田は、2004年4月製造分より使用を全廃し、鉛フリー半田に切り替えをいたしました。

カドミウムレス銅合金

銅合金製部品の一部に不純物として含まれていたカドミウムに関しては、2006年7月製造分よりカドミウムレス銅合金に切り替えをいたしました。

2. ナイロン樹脂やポリカーボネート樹脂の採用

製品の本体および外郭(カバー)に使用している樹脂には、ナイロン樹脂(PA)やポリカーボネート樹脂(PC)を広く採用しています。
どちらの樹脂も、耐熱性・耐油性・耐摩耗性・耐薬品性・耐トラッキング性をバランスよく保有した性質が特長で、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)と呼ばれる樹脂のひとつです。
比較的高価な樹脂であることから、国内の配線器具では本体の一部にのみ使われることが多いのですが、弊社では安全性を最重要項目と考え、本体だけではなく外郭(カバー)にも使用しています。
また採用しているナイロン樹脂・ポリカーボネート樹脂は、自消性を備え、かつ有害物質を含まない難燃材(UL94 V-0仕様)であることから、高いレベルでの安全性を兼ね備えています。さらに熱可塑性樹脂の最大の特性であるリサイクル可能な面からも、環境に優しい樹脂と言えます。

3. リン青銅の採用

コンセント類に内蔵される刃受等には、リン青銅を採用しているものがあります。酸化を防ぐために、青銅にリンを添加し脱酸させることで優れた性質を持つ銅合金として作られるのがリン青銅です。
このリン青銅は高強度でバネ性や反復性に優れていることから、器具として最も重要な要素であるプラグ栓刃との接続時の保持を安定させます。機能を特に重視されるお客様へ、高いレベルでの安全性を提供できる材料です。

4. 製品環境アセスメントの実施

アメリカン電機では製品開発の際、環境に配慮したよりよい製品作りの一環として、製品環境アセスメントを実施しています。
この製品環境アセスメントとは、製品開発時において、製品の材料調達から生産・流通・使用・廃棄・リサイクルの各段階における安全や資源、環境への影響を調査し、各段階の改善を行って環境影響の軽減を図るための事前評価のことです。2006年に(一社)日本配線システム工業会で制定されたものを、弊社独自にアレンジをして使用しています。

製品環境アセスメントの評価項目
1. 省資源化
2. 長寿命化
3. 再使用化
4. 再資源化
5. 解体・分別化
6. 破砕処理
7. 材料の安定性
8. 法規制の遵守
9. 事前評価
10. 環境情報提供
11. 包装材の工夫
12. 使用・輸送時のエネルギー

これらの評価項目に評価基準としてそれぞれ点数を設定し、総合点数において合格点を定め、その合格点をクリアした環境性の高い製品については環境配慮製品、すなわちエコプロダクツとして認定しています。
さらに認定製品には、弊社の主力製品でもある引掛形配線器具のさし込み口をモチーフとした自社制作によるロゴマークを設けて、ホームページや販促物などで公開しています。

マネジメントの取組み